再雇用で給料が減っても。

定年直前の給料明細と最近のそれを比べてみて、額面の給料総額は半分になったが、税金や社会保険料は半分以下になったのがあらためてわかる。

特に所得税は1/3、住民税は3/5と大幅減だ。一方で、年金保険料は7/10と、結構、払い続けている。忘れてならないのは、裏で勤務先が同額を払っていること。今の年金財政を保つには、中高齢者がとにかく長く保険料を払い続けることが大事で、その分、僅かながら将来の年金額も増えるので自分にとっても、もちろんプラスになる。

少し前は、60になったらなるべく早く退職して、自由を謳歌したいと考えていたが、子や孫世代のためにも、そんな甘っちょろいことを考えてたらいけないと最近思うようになった。

次の通常国会では、在職老齢年金の見直しも検討されるようで、働けるうちは働いたほうが経済的には無条件でよくなるだろう。

以前、大企業を退職して70になる従姉のお兄さんが、『結局、何だかんだ言って、みんな働いているよ』と言っていたことも思い出した。

中高齢者も頑張ろう。