生命保険は必要に応じて

生命保険は必要かどうか。働き盛りで妻や子供がいたら万が一に備えて死亡保障は必要だろう。病気、怪我による死亡でなくても、働けないほどの状態になり、収入がなくなったときは恐い。

ただ、自分は60歳で払い込みが完了している終身保険を除き、病気での入院保障は継続しなかった。昔と違い、長期にわたって入院することは少なくなったし、高額医療費制度があり、一定額を越えれば還付を受けられる。掛け捨てで保険料を払い続けるのなら、その分、貯金したほうがよい。

ちまたでは年寄りに終身にわたる保険料払い込みを前提に医療保険のCMが流れているが、保険会社は真に年寄りの立場に立ち、保険を勧める責任がある。お守り替りに保険をといった話には乗らないほうがよい。

ただガンになって、先進医療を受けたいと思うかもしれない。ひと口に先進医療と言っても、定期的に見直され、将来の予測は出来ないが、いざ受けたいと思ったときに医療費が高額となることも想定されるので、その部分だけはお守り替りで加入したい。
最近は先進医療のみ500円で加入できる保険もあるので加入しやすいだろう。ただし、医療保険とセットで特約として加入した場合の保険料は100円以下である。それと比較すると500円は随分と割高だが、割り切るしかないだろう。
先進医療の保険料がそこまで安いのは先進医療を使える病院も限られ、ガンの種類も限定的だからだ。まさにお守り替りである。

人生の様々なリスクにどこまで備えるか、コスト見合いでよくよく考えねばならない。