保険を考える。

保険のなかで自動車保険は運転する人ならまずは入っているだろう。なぜかといえば、いつでも事故のリスクが自分に降りかかるとみんなが考えており、なおかつ、対人賠償が高額になる可能性があり、自力では支払いきれないからだ。

また、絶対加入すべきは、社会人になっていない子供を持つ親の死亡保険だろう。裸で割安の定期保険でよい。人間だから不慮の事故を含め亡くなるリスクは常にあり、仮に子供が幼少であれば子供が一人立ちするまで、せめて保険金が出れば救いになる。

そして、次は持家の人なら、火災保険、家財保険、借家なら火災保険は大家がつけるので、家財保険とそこに借家人賠償責任特約は必須だ。階下に水漏れ損害を与えてしまうことがよくある。
特約として付加できる個人賠償特約も必須だ。保険料は数百円で、自転車事故による賠償、子供が友だちに怪我を負わせた、飼犬が近所の人を噛んだなどの事故がカバーされる。

それと保険料はバカ高いが地震保険は万が一に備え、本当に御守り代りに加入しておいた方がよい。

以上の保険は最低限、入ったほうがよい。

昔なら生命保険は死亡保障と合わせて必ず入院保障
を勧められたが、今は内視鏡で日帰り手術ができる時代。長期入院は余程の事態だ。年齢等により異なるが、月の医療費が10万円を超えるようなケースでは高額医療制度で還付も受けられる。
入院時はどうしても個室じゃないとダメじゃなければ、そんなに入院費用もかからないだろう。ガンになって先進医療を受けるかもと心配なら、1か月、ワンコインで入れる保険もある。

それよりも、働き盛りのときに寝たきりになり、働けなくなるのが一番のリスクと考える。学資保険などにはそのような場合、保険料払込が免除されるので、ある意味、保障機能がある。ただ、長期間の所得保障となると生活の保障という点では、リスクが大きい分、保険料もかなり高いので、どうするか?
そのあたりが残った中で最大のリスクと考える。

最近、よくCMが流れている健康増進保険は、キャッシュバックを売りにもしているが、保険会社側で安全を見込んで保険料を高めにしていると自ら周知しているようなもの。定期保険だけ加入し、健康に注意した人は保険料が安くなるというのであればよいが、大抵はそこで入院保障特約なども勧められるだろうから、勢いで加入しないでよく検討しないとね。

要は勧められるまま、保険漬けにならないようにいろいろと考えないと。