阿波おどりは『総踊り』が凄いのに☺

阿波おどりの『総踊り』が、市長の中止要請を振り切って昨夜実施された。自分は映画『眉山』で様子は知っていたが、最近改めてテレビでみて、『総踊り』に懸ける踊り手の情熱と、その圧倒的な迫力に魅せられて見に行きたいと思った。それがこの騒動である。
過去からの運営で積み上がった赤字を抱えた観光協会が破産し、引き継いだ徳島市徳島新聞社を中心とした運営側が、『総踊り』を止めて他の開場に観客を分散させることで、チケットを全体的にバランスよく販売したい意向のようだ。が、それは運営側の一方的な目論見のように見える。そもそも主役は踊る阿呆に見る阿呆ではないか。『総踊り』見たさに遠路はるばるから観光客が押し寄せていると思う。
赤字が桟敷席などの設備の保管、設営にあるのなら、そんなのはなくせばいいと思う。見る阿呆は何よりもその場の雰囲気を味わい、共有したいのではないか。
また、過去からの赤字がどうして積み上がったかわかっている人がいないようである。その見える化が必要だし、赤字が出ないためにはどうしたらよいか知恵を絞れば、対策は必ず見つかるのではないか。何しろ全国から120万人以上が集まる日本を代表する夏の風物詩である。踊り手、市民の阿波おどりへの熱い想いをコントロールすることも、もはや誰にもできないように思う。運営には補助金も投入されているようで、一部の者の既得権益を守ることなど論外で今後、問題になるのではないか。
来年は行ってみたいな、阿波おどり