貴乃花に関する報道と相撲界

貴乃花相撲協会を退職したとのこと。一連の報道から受ける印象としてはどっちもどっちかと思う。
相撲が国技と言われても今ひとつピンと来ないが、貴乃花が憂いているのは何となく理解力できる。

全ての親方は一門に属さないといけないというのが理解できない。ガバナンス強化のためと訳のわからない理由だが、なぜそうなるのか?
そもそも、昔は一門の対戦がなかったが、確か自分が子供の頃に部屋別総あたりとなり、佐田の山vs北の富士戦が活気的な取り組みだった。
しかし、今でも同部屋内は対戦がない。それで幕内最高優勝を決めているのだから、相撲は個人戦団体戦が合わさったような競技である。最近は、そこにモンゴルの横の上下関係も影響しているみたいだ。

そのように何となくすっきりしないうえに、神事と言われている競技が相撲である。

一門という派閥を認めてしまうとますますすっきりしない組織になるのではないか。理事長選挙も名ばかりになり、旧態依然とした体勢となり、今まで以上に八百長疑惑が起こりそうである。世の中の流れと明らかに逆転している。

それと貴乃花の母が、貴乃花は15で入門以来、ずっと相撲界にいて今回初めて社会へ出るみたいな事を言ってたがまさにそうである。本当に相撲界しか知らない元力士が協会を運営していくことが土台無理かと思う。

そして、何より思うのはお相撲さんが短命であることだ。無理に体重を増やし、厳しい稽古でカラダに無理を敷いている。健康面からもやっぱり、何か変だな。