中高年のランニング体験記

自分はスポーツ経験がほとんどなく普通の中年だった。ただ、毎年、人間ドッグでは脂肪肝を指摘され、運動を勧められてきた。そこで54歳6か月の正月明けから走り始め、その年の11月のつくばマラソン(初マラソン )を3時間33分13秒で走り、翌年3月の佐倉マラソンで3時間24分台、さらに翌年2月の別府大分毎日マラソンで自己ベストとなる3時間19分29秒(グロス)を出した。タイムが伸びるのでモチベーションがますます上がり、よりストイックに練習に打ち込んでいったが、そのうちタイムも伸びなくなり、昨シーズンは初めて3時間30分を切れなかった。
理由は走行距離が減っていることが一番だが、走る以外の体幹トレーニング、ストレッチなどを怠ったことにある。昨シーズン前半には初めて膝痛で走れなり、整骨院、整形外科通いとなった。原因は膝そのものでなく、走り過ぎにも関わらずストレッチをしなかったことで、大腿四頭筋(太もも前部)が硬直し、膝をひっぱり上げてしまったためのようだった。硬直した部分をストレッチでほぐすことで何とか走れるようになった。そのようなストレッチに加え、体幹トレーニングなどで体の軸がぶれないような練習が初めから必要だったのだ。体幹練習の講習会に参加したら、まともに腹筋ができず、できるまで走ってはいけないと言われた。
2番目の理由は歳をとるに従って顕著になってきた睡眠障害。ストイックになればなるほど、夜遅くとも練習しないといけないと感じるようになり、23時頃まで走っていた。そうなると、心身ともに高ぶってしまい、ますます、熟睡できなくなって、悪循環に陥ってしまった。
もはや、そもそも何を目的にして走ろうとしてたのか、わからない状況になってしまった。
走り始めの頃は国立競技場での激走トレーニングという練習会に参加したり、地元のランニングクラブに入ったり、走ることでカラダの変化に気づいたり、体重が抑えられたり、目標が生きがいのひとつになったりでよいことのほうが多かったが、マンネリ化したかな。また、気持ちだけは前にのめり込んで、結果が出ないと、 心身ともに辛くなる。ここらで考え方を変える必要がある。
中高年は何事も限度をわきまえて、何よりも健康第一で、楽しいと感じる心を大切にするしないとね😅