早稲田ラグビー
大学時代、必須の保健体育の理論を今もワセダラグビーの象徴であり続ける大西鉄之助教授から受けた。当時も人気があってかなりの倍率だったと思うが運が良かった。何を話されていたか全く覚えてないが、教室が爆笑の渦だったことは記憶にある。最近、たまにそのときの先生の講義を思い出す。とにかく魅力的で人を引き付ける何かがあった先生だったと思う。
さて、今年はラグビーW杯もあり、テレビドラマ『ノーサイドゲーム』の影響も受けて、自分も久びさに早稲田ラグビーに注目している。
去年は惜しいところでメイジにやられてしまった。今年はわがワセダが復活せねばなるまい。ワセダが強くないとラグビーが盛り上がらないからだ。
そのためには2000年以降の清宮監督のときのアルティメイトクラッシュのように、FWも重量化して相手を完膚なきように叩きのめすのでなく、FWは軽量だがゴール前では悲壮なまでに耐え忍び、一瞬のスキを突いてバツクスを縦横無尽に走らせ、ここぞのときにはフルバックをライン参加させるようなスピード感溢れる昔の伝統のスタイルであって欲しい。
ムキムキマンだらけはトップリーグに任せ、ワセダスタイルを貫いて欲しい。
思い出すのは62年の大学選手権決勝の同志社戦だ。最後は藤掛の突進から、右に展開し、桑島のトライでトドメを指した一戦だ。