中高一貫高

先日、友人と飲んでいて、ある優秀と思われる組織をよくみると、皆が中高一貫高出身で驚いたという話をしていた。彼曰く、中高一貫高にはお金がないと行けない、経済的にある程度恵まれないと、いくら優秀でも、進路が制限される、そんな世の中は不平等で良くないと言う。

そんな事を聞いていて、昨日、進学校の豊島岡女子高校も高校からの募集を停止したとのニュースを読んだ。都内では進学校はほとんど中高一貫高化していて、最後の砦だった様子。同校から東大に現役合格した20名全員が、中学から持ち上がってきた生徒だったようで、大学受験で成果を上げるために、たどり着いた結論だったのだろう。確かに自分の出身高校もだいぶ以前から高校の募集はないようで、ちょっと驚いた。

会社で自席の前に座っていて、毎日顔を合わせている息子ほどのAくんは、全国有数の地方の県立高校から塾も通わず、東大を卒業した秀才で、中高一貫高でなければ不利かどうか聞いたら、田舎は普通に公立行くのが当たり前とのこと。先生から塾などに行かず、オレに聞きに来いと言われてたそうで、県も優秀な先生を集めているのかもしれないと思った。一方、その地域の優秀な子は、普通に公立中学から高校受験するだろう。優秀な先生と優秀な子が巡り合えば、それなりに成果が出るのだろう。

まだ、少し気が早いがウチの孫はどうするのかな。普通の環境の中で、伸び伸び育って欲しい。あまり、世の中に振り回されないことかな。