障がい者雇用率の水増し

中央官庁から地方の自治体まで、障がい者雇用率の水増しが発覚した。これだけ広範囲に渡って発生しているのは驚き。かなり前からの慣行のようで、水増しを行うに至った根本原因を特定することが難しいという声があがっているが自分はそうは思わない。
公務員の性癖として、責任を回避するために自ら勝手な判断をすることはまずない。少なくとも監督官庁である厚労省に何らかの確認を行った上で、どこかがやり出し、だんだんと誤処理が蔓延していったのではないか? まずは厚労省を対象に集中的に本気になって調査すれば、きっと何かしらわかるはず。
民間に対しては基準未達の場合、罰則金まで徴収している。それに引き換え、自分たちは障がい者手帳までの確認を行っていない。役所の民間を見下すDNAは、このまま変わらいものなのか?
何よりも障がい者の憤まんやるかたない気持ちを思うと、社会全体が変わらないといけないとつくづく思う。