早稲田大学 箱根駅伝の思い出

テレビ中継が始まってから、思い出深い選手を挙げてみた。

やはり、最高に頼りになったのは渡辺康幸
全国高校駅伝花の1区を2年連続で制した後、1万メートル28分36秒の記録をひっさげて、入学。1年で武井、櫛部、花田を押し退け、いきなり2区を任され区間2位。3年4年次には6分台で区間賞。敗ける感じがしなかった絶対的エースだった。
今年の清水主将の顔は、どことなく若いときの渡辺と似てる気がする。

次は3冠の時に6区を走った高野。高校駅伝での活躍で期待はされながら、確か本番を走れたのは4年次のみ。最初で最後の箱根駅伝で気合を感じた最高の走りだった。
そして、同じときにアンカーを任された中島賢士。
プレッシャーの中、最後まで20秒差をキープして逃げ切ったのはすごい精神力だった。

一方、西脇工業から入った八木勇樹は高校時代にインカレで外国人をなぎ倒し、鳴り物入りで入ってきたが、爆発的な活躍ができなかった。驚いたのは旭化成に入ったことで時代の流れを感じた。同学年の三田祐介もかつては圧倒的な世代トップだったが期待に応えられず、4年次には八木同様に走ることさえできなかった。

一般入試組で思い出されるのは4年次には2区を走った政治経済学部の藤井、5区で柏原に食らいついた猪俣。こういう選手は他大学にはいないと思う。

平成がいよいよ終りを告げようとしており、これからは中谷、井川などの次世代のエースに大いに期待している。