ルーツを探る

何年か前に、娘が私の両親と家内の両親の4ルートについて役所から戸籍を取り寄せ、家系図を作った。

自分の父方の曾祖父の馬太郎というの名前は知っていたが、その弟は亀太郎といい東京から群馬に分家したことや、祖母は祖父と結婚する前に浅草の人と婚姻していたことを始めて知った。母方の祖母は母が5歳のときに亡くなっているので、もちろん自分も何も知らなかったが、山形の奥深い田舎のルートから、ご先祖さまの名前を知った。
それぞれの人生の節目で、もし違った方向となっていたら、今の自分はもちろん、子供たちや孫も生まれていないわけでまさに人生は奇跡だ。

曾祖父の父親、自分から4代前の名前が曾祖父の戸籍に、『亡○○』と記載されていた。そのあたりの情報が知り得る最古の情報で、生年は1820年台。
だいたい、戸籍から調べると、そのあたりが限界だ。
明治に入って、それまでの身分制をもとにした宗門人別帳を改め、壬申戸籍が作られ、昭和40年台になって人権上の理由から門外不出となった。そのため、それ以前の情報を得ようと菩提寺に聞いてみたが、新たな情報は得られなかった。

人は100年経てば、余程功績があった人以外は忘れ去られる。時代が回るとはそういうことかな。